7月16日(土)~7月17日(日)に東京ビッグサイトで開催された「第18回日本在宅医学会大会 / 第21回日本在宅ケア学会学術集会 / 合同大会」で報告してきました。
16日は、尾形倫明・三澤仁平・千葉宏毅・たら澤邦男「東北の在宅療養の不安要素と家族介護の意識」をポスター報告しました。
17日は、三澤仁平・尾形倫明・千葉宏毅・たら澤邦男「在宅療養継続の実現可能性と社会経済的要因との関連」をポスター報告しました。
どちらも東北6県の一般住民を対象とした社会調査データを用いました。興味深い結果として、前者の研究では、自分は被災者だと認識していることや自宅が被災している人ほど、自宅で療養できると考えていることが明らかになりました。一方、後者の研究では、自宅で療養できると考える要因として、収入など社会経済的地位が関連するのではなく、生活に対する不安感が大きな要因であることが明らかになりました。
多くの聴衆に参加いただき、建設的な質問をいただくことができました。これらの指摘をふまえて、論文化していきたいと思います。