科研費を獲得しました
更新日:2019年12月17日
以下の2つの科研費(平成31年度)を獲得しました。
研究種目:基盤研究(C) テーマ:在宅看取りに影響する同一地域病院の機能の解明:NDBレセプトと公開データ併用分析 研究代表者:たら澤邦男
研究分担者:森谷就慶、尾形倫明、千葉宏毅、三澤仁平、ほか 概要:日本は超高齢・多死社会を迎え、国民が希望する場所で最期を迎えるための条件整備が急がれる。国民の55%は自宅で最期を迎えることを希望する一方、死亡場所の74%は病院であり、がんによる病院死は83%とさらに高い。がん患者について、病院死症例を多く含む病床機能と終末期医療の実態は明らかにされておらず、在宅看取りが多い地域にはどのような病院機能があるか解明されていない。そこで本研究は、在宅と病院の死を比較検証する観点から、在宅看取りの高低に対し同一地域の病院機能が与える影響を明らかにすることを目的とする。目的達成のため、①NDBレセプトデータを解析し、在宅看取り/病院死に影響を与える病床機能や終末期医療を症例単位から明らかにし、②レセプトと公開データを地域で連結した混合効果モデルを構築し、病院機能が在宅看取りに与える影響を地域単位から解明する。本研究の成果により、地域で実現可能な在宅看取りの普及啓発のあり方を検討する。
研究種目:基盤研究(C) テーマ:人びとの健康志向に関わる不確実性社会の横断的・経時的影響の解明 研究代表者:三澤仁平
研究分担者:たら澤邦男、尾形倫明、森谷就慶 概要:現代社会の人びとは健康を志向している。健康志向には不安感など主観的心理社会評価が関連することが先行研究で明らかにされてきた。しかし、経時的に変動する社会構造による健康志向への影響が不明である。現代社会は、所得格差や社会保障制度の不安定化などを特徴とする不確実性社会という社会構造と言える。そこで本研究は、健康志向に関わる不確実性社会という社会構造の横断的・経時的影響を解明することを目的とする。目的達成のため、まず経時的な不確実性社会指標データセットを作成する。つぎに、宮城県民対象の社会調査を実施する。申請者が2011年に実施した宮城県民社会調査データと結合し、2時点データセットを作成する。最後に、不確実性社会指標と2時点データセットを統合したデータセットを横断的・経時的に解析する。これらの達成で、人びとの健康志向を本質的に理解でき、不確実性社会の状況に応じた健康志向に向けての健康・社会政策のあり方を示すことができる。

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